【徹底比較】OPP袋とCPP袋、もう迷わない!特徴・用途・選び方を完全解説


お店で買った商品や、インターネットで注文したものが透明な袋に入って届くこと、よくありますよね。あの透明な袋、実は使われている素材によって、それぞれに得意なことや向いている用途が違うんです!

中でもよく使われているのが「OPP袋」と「CPP袋」。名前は聞いたことがあるけれど、「一体何が違うの?」「どっちを選べばいいの?」と疑問に感じている方もいるのではないでしょうか。

この記事では、OPP袋とCPP袋それぞれの特徴やメリット・デメリット、そしてどんな用途に最適なのかを徹底的に解説します。これさえ読めば、もう透明袋選びで迷うことはありません!

まずは基本から!OPP袋ってどんな袋?

OPP袋の「OPP」は、「Oriented PolyPropylene(二軸延伸ポリプロピレン)」の略称です。なんだか難しそうな名前ですが、簡単に言うと、ポリプロピレンという素材を、縦と横の二方向に引き伸ばして(延伸して)作られた袋のことです。この「二軸延伸」という加工が、OPP袋の持つ独特の特性を生み出しています。

OPP袋の主な特徴

  1. 抜群の透明度と光沢感:

    OPP袋の最大の魅力は、その驚くほどの透明度とツヤツヤとした光沢です。中に入れた商品をより美しく、魅力的に見せてくれます。

  2. パリッとした手触り:

    触ると「パリパリ」とした音がする、独特の硬さがあります。これが商品をしっかりと保護する役割も果たします。

  3. 防湿性・水に強い:

    湿気を遮断する能力が高く、水にも強いため、内容物を湿気や水濡れから守るのに優れています。

  4. 引っ張りに強い(破れにくい):

    縦横に延伸されているため、引っ張る力に対して比較的強い性質を持っています。

  5. 伸びにくい:

    ゴムのようにグーンと伸びることはなく、形状をしっかり保ちます。

  6. 熱に弱い(熱溶着しにくい):

    高温には弱く、熱で簡単に溶けてしまいます。そのため、ヒートシーラーなどで完全に密封するのにはあまり向いていません。

OPP袋のメリット

  • 商品の見栄えが格段にアップ!: 透明度が高いため、パンフレットや衣類、食品などをきれいに包装できます。

  • 内容物をしっかり保護: 防湿性や強度があるため、湿気や汚れ、ちょっとした衝撃から守ります。

  • コストパフォーマンスが高い: 大量生産が可能で、比較的安価に入手できるため、経済的です。

  • 衛生的に使える: 食品や雑貨など、様々なものを衛生的に扱うことができます。

OPP袋のデメリット

  • 衝撃に弱い(裂けやすい): 引っ張りには強いですが、尖ったものに当たったり、角から衝撃が加わると、そこから一気に裂けてしまうことがあります。

  • 低温に弱い: 寒すぎるとパリパリになって、割れやすくなることがあります。

  • 熱に弱い: 高温で溶けやすいため、熱を使う密閉方法には不向きです。

用途も色々!OPP袋はこんなところで大活躍!

OPP袋は、その優れた透明性と保護性から、様々な業界で幅広く活用されています。

  • アパレル・雑貨: Tシャツ、靴下、アクセサリーなどの個包装。商品の美しさを引き立てます。

  • 文房具: 筆記用具、ノート、クリアファイルなどの包装。店頭での陳列にも最適です。

  • 食品関連(個包装): クッキー、パン、キャンディなどの個包装。防湿性が高いため、お菓子の鮮度を保つのに役立ちます。

  • 出版物: 雑誌の付録の包装、本のシュリンク包装。水濡れや汚れから保護します。

  • DM・カタログ: 郵送するDMやカタログの封入。内容物をきれいに届け、開封率アップにも貢献します。

  • フリマアプリ・ネット通販: 個人間の取引やネット通販での商品の梱包材としても大人気。商品をきれいに見せ、発送時のトラブルを防ぎます。

もう一つの主役!CPP袋ってどんな袋?

OPP袋と並んでよく耳にするのが「CPP袋」です。「CPP」は「Cast PolyPropylene(無延伸ポリプロピレン)」の略称です。OPP袋とは違い、「延伸」されていないポリプロピレンで作られた袋です。この違いが、OPP袋とは異なる特性を生み出しています。

CPP袋の主な特徴

  1. しなやかな手触り:

    OPP袋のようなパリパリ感はなく、触ると「クシャクシャ」と音がする、柔らかくしなやかな手触りが特徴です。

  2. 高い引裂き強度:

    引き裂きに対して非常に強く、OPP袋のように一度裂けると一気に破れるようなことは少ないです。

  3. 耐熱性・耐寒性に優れる:

    比較的熱に強く、ヒートシーラーでの密閉にも適しています。また、低温でも割れにくい特性があります。

  4. 透明度はOPPよりやや劣る:

    OPP袋ほどのクリアな透明度はありませんが、十分透明で中身はよく見えます。少し曇りがあるように感じることもあります。

  5. 防湿性・水に強い:

    OPP袋と同様に、湿気や水濡れから内容物を守る能力が高いです。

CPP袋のメリット

  • 丈夫で破れにくい: 引っ張りや引き裂きに強いため、重いものや、ある程度の衝撃が加わる可能性のあるものの包装に適しています。

  • 密閉しやすい: 熱に強いため、ヒートシーラーを使ってしっかりと密閉包装が可能です。

  • 低温でも安心: 冷凍食品の包装など、低温環境での使用にも向いています。

  • しなやかで扱いやすい: 柔軟性があるため、商品をスムーズに入れやすく、包装作業がしやすいと感じることもあります。

CPP袋のデメリット

  • 透明度・光沢がOPPに劣る: 商品の見栄えを最優先する場合には、OPP袋の方が適している場合があります。

  • コストがOPPより高め: 一般的にOPP袋よりも製造コストが高く、単価も高くなる傾向があります。

OPP袋とCPP袋、結局どっちを選べばいいの?

それぞれの特徴を理解した上で、あなたの用途に最適な袋を選ぶことが大切です。

OPP袋がおすすめのケース

  • とにかく見栄えを重視したい!: パンフレット、クリアファイル、ポストカード、文房具など、見た目の美しさをアピールしたい商品に最適です。

  • 商品の湿気対策をしたい!: 焼菓子、キャンディなど、防湿性が求められる食品の個包装。

  • コストを抑えたい!: 大量のDMやカタログ、ノベルティグッズの封入など、単価を抑えたい場合に。

  • 店頭での陳列が多い!: 透明度が高いので、商品をきれいに見せて購買意欲を高めます。

CPP袋がおすすめのケース

  • 強度を重視したい!: 厚手のカタログ、重みのある雑貨、冷凍食品など、破れにくい袋が必要な場合に。

  • 完全に密閉したい!: ヒートシーラーを使って、食品などをしっかり密封したい場合に。

  • 衝撃や摩擦が多い!: 配送中にある程度の衝撃が加わる可能性があるものや、摩擦で破れやすいもの。

  • 柔らかい手触りを好む!: 商品自体が柔らかいものや、カサがあるものなどを包む際に、袋のしなやかさが役立ちます。

迷った時は?

  • 商品の見栄えが最優先ならOPP袋

  • 袋の強度や密閉性が最優先ならCPP袋

と考えてみると、選びやすくなりますよ。

透明袋、もっと便利に使うための豆知識!

1. サイズの選び方

内容物よりも少し大きめのサイズを選ぶのが基本です。商品に対して小さすぎると入れにくく、大きすぎるとだらしない印象を与えてしまいます。実際にサンプルを取り寄せて、試してみるのが一番確実です。

2. テープ付き・フタ付きタイプ

OPP袋には、封をするためのテープがあらかじめ付いている「テープ付き」タイプや、折り返してフタができる「フタ付き」タイプもあります。作業効率が上がり、見た目もきれいに仕上がります。

3. ヘッダー付きタイプ

お店のフックなどに吊り下げて陳列するための穴(ヘッダー)が付いているタイプもあります。店舗での販売を考えている場合は、非常に便利です。

4. 静電気対策

OPP袋は静電気が発生しやすい性質があります。特に冬場など乾燥している時期は、パチパチと音がしたり、袋同士がくっついたりすることがあります。静電気防止加工が施された袋を選ぶか、加湿器などで対策することも検討しましょう。

まとめ:OPP袋とCPP袋を賢く使い分けよう!

OPP袋とCPP袋は、どちらも透明な袋ですが、その特性は大きく異なります。

  • OPP袋は「透明度と光沢」が抜群で、「パリッとした手触り」が特徴。見栄えを重視したい商品や防湿対策に優れています。

  • CPP袋は「しなやかで丈夫」で、「引き裂きに強い」のが特徴。強度や密閉性を重視したい場合、また冷凍など低温環境での使用に適しています。

それぞれの特徴を理解し、あなたの商品の種類や用途、求める保護性能に合わせて最適な袋を選ぶことが、商品価値を高め、お客様に良い印象を与えるための大切な一歩です。

ぜひこの記事を参考に、賢く透明袋を使い分けてみてくださいね!


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