手足口病でおしりに発疹?原因や対処法を詳しく解説!
手足口病とは?
手足口病は、ウイルス感染による病気で、手・足・口の中に水ぶくれや発疹ができるのが特徴です。特に5歳以下の乳幼児によく見られますが、大人にも感染することがあります。
多くの人が「手や足に発疹が出る病気」と思いがちですが、実はおしりにも発疹が出るケースが多いです。本記事では、手足口病によるおしりの発疹の原因や対処法について詳しく解説します。
なぜ手足口病でおしりに発疹が出るの?
手足口病の発疹は、主に手のひら・足の裏・口の中に出ますが、以下の理由からおしりにも発疹が出やすいとされています。
🔹 理由①:おむつや下着による蒸れ
乳幼児の場合、おむつをしているため湿気や摩擦が発生しやすく、ウイルスが増殖しやすい環境になっています。大人でも下着の締め付けによって、おしりに発疹が出ることがあります。
🔹 理由②:皮膚の柔らかい部分に発疹が出やすい
手足口病の発疹は、皮膚が薄くデリケートな部分に現れやすいため、おしりや太ももの内側などにも発疹ができることがあります。
🔹 理由③:ウイルスが便に含まれている
手足口病の原因ウイルス(エンテロウイルスなど)は、感染者の便に含まれており、おむつ交換時やトイレ後に感染が広がることがあります。これにより、おしり周辺に発疹が出るケースが多くなります。
おしりの発疹の特徴
✅ 赤いブツブツや水ぶくれができる
✅ かゆみや痛みを伴うことがある
✅ おむつや下着に擦れると悪化しやすい
✅ 手足の発疹と同じく、1週間ほどで自然に治る
発疹の症状は個人差があり、かゆみが強く出る場合もあれば、ほとんど気にならないケースもあります。
おしりに発疹ができたときの対処法
手足口病の発疹は自然に治るため、特別な治療は必要ありません。ただし、おしりの発疹は摩擦や蒸れによって悪化しやすいため、適切なケアが大切です。
💡 対策①:通気性を良くする
・ おむつや下着は通気性の良いものを選ぶ
・ おむつ交換をこまめに行い、おしりを清潔に保つ
・ 可能であれば、おむつなしで過ごす時間を作る
💡 対策②:おしりを清潔に保つ
・ お風呂やシャワーでやさしく洗う(ゴシゴシこすらない)
・ 汗や汚れが気になるときは、濡れタオルで軽く拭く
・ 便の後はしっかり洗浄し、しっかり乾かす
💡 対策③:刺激の少ない保湿剤を使う
・ 乾燥が気になる場合はワセリンや低刺激の保湿クリームを塗る
・ かゆみが強いときは、医師に相談して塗り薬を処方してもらう
💡 対策④:かゆみが強い場合は冷やす
・ 冷たいタオルや保冷剤をタオルで包んで軽く冷やすと、かゆみを和らげることができる
・ ただし、長時間冷やしすぎると血行が悪くなるため注意
手足口病のおしりの発疹はうつる?
手足口病のウイルスは、便の中に長期間残るため、おしりの発疹がある間も感染のリスクがあります。
🔹 感染を防ぐためのポイント
✅ おむつ交換後やトイレの後は、しっかり手を洗う
✅ お風呂で湯船を共有しない(シャワーがおすすめ)
✅ タオルや衣類を共用しない
✅ トイレの便座やドアノブをこまめに消毒する
特に、家族間や保育園などでの感染拡大を防ぐために、トイレ後の手洗いは必ず徹底しましょう。
まとめ
✅ 手足口病の発疹はおしりにも出ることがある
✅ おむつの蒸れや摩擦が原因で悪化しやすい
✅ おしりを清潔に保ち、通気性の良い環境を作ることが大切
✅ 発疹があっても自然に治るため、過度な心配は不要
✅ 便にウイルスが含まれているため、トイレ後の手洗いを徹底する
手足口病のおしりの発疹は、適切なケアをすれば問題なく回復します。かゆみや痛みがひどい場合は、医師に相談しながら対処していきましょう!