手足口病の症状とは?原因や対処法を解説!
手足口病は、子どもを中心に流行するウイルス感染症の一つです。特に夏に発生しやすい病気ですが、大人がかかることもあります。本記事では、手足口病の症状や原因、対処法について分かりやすく解説します。
手足口病とは?
手足口病は、主に「コクサッキーウイルス」や「エンテロウイルス」によって引き起こされる感染症です。名前の通り、手や足、口の中に発疹ができるのが特徴で、乳幼児や小児を中心に感染が広がります。
手足口病の主な症状
手足口病の症状は、発熱を伴うこともありますが、多くの場合は軽症で済みます。
1. 口の中にできる水疱(口内炎)
口の中や喉に小さな水疱ができ、痛みを伴うことがあります。食事や飲み物がしみてしまい、食欲が低下することも。
2. 手や足、ひざ、お尻の発疹
手のひらや足の裏、ひざやお尻などに赤い発疹が現れます。これらの発疹は水疱になることもあり、かゆみを伴うことがあります。
3. 発熱(出ない場合もあり)
38℃前後の微熱が出ることがありますが、高熱にはならないのが一般的です。発熱は1~2日程度で治まることが多いです。
4. 倦怠感や食欲不振
口内炎の影響で食べ物をうまく飲み込めないことから、食欲がなくなることがあります。また、全身の倦怠感を感じることも。
手足口病の原因と感染経路
手足口病は、飛沫感染・接触感染・糞口感染(ウイルスが便を介して広がる)などの経路で広がります。特に、感染者の唾液や鼻水、便などにはウイルスが多く含まれているため、子ども同士の触れ合いを通じて感染しやすくなります。
感染のピークは夏(7月〜8月)に多いですが、年間を通して発生することもあります。
手足口病の治療法と対処法
手足口病には特効薬がなく、対症療法が基本となります。
1. こまめな水分補給
発熱や口内炎で水分が不足しがちになるため、こまめに水や経口補水液を摂ることが大切です。冷たい飲み物やゼリーなど、刺激の少ないものを選びましょう。
2. 刺激の少ない食事
口内炎が痛くて食べづらい場合は、柔らかくてのどごしの良い食事(おかゆ、スープ、ヨーグルトなど)を用意するとよいでしょう。
3. 発疹がかゆい場合のケア
発疹がかゆい場合は、皮膚を清潔に保ち、爪を短く切ることで掻きむしりを防ぎます。
4. 安静にする
体力回復のために、無理せずゆっくり休むことが重要です。
手足口病を予防するには?
手足口病は特効薬がないため、予防が大切です。以下の対策を徹底しましょう。
✅ こまめな手洗い(外出後・トイレ後・食事前後)
✅ 感染者との密接な接触を避ける
✅ タオルや食器の共有をしない
✅ おもちゃや身の回りのものを消毒する
大人もかかる?手足口病の注意点
手足口病は子どもがかかることが多いですが、大人も感染することがあります。特に、免疫がない大人が感染すると、症状が重くなることがあります。発熱が長引いたり、発疹の痛みが強くなったりすることもあるため、注意が必要です。
また、妊婦さんが感染した場合、重症化するリスクは低いですが、念のため主治医に相談すると安心です。
まとめ
手足口病は子どもを中心に流行するウイルス感染症で、口の中の水疱や手足の発疹が特徴的な症状です。特効薬はなく、対症療法が基本ですが、水分補給や食事に気をつけることで症状を和らげることができます。
感染を防ぐためには、こまめな手洗いや接触を避けることが大切です。特に大人が感染すると重症化することもあるため、注意が必要です。
「手足口病かな?」と思ったら、まずは安静にし、水分補給を心がけましょう!